隣人のお客様

以前住んでいたマンションでの話。
夕方、家に帰るとお向かいの部屋の前に50歳代位の女性が座り込んでいた。
はて?気にしながらも、私は鍵穴に鍵を差込んだ。ガチャリ。
すると突然、女性が近寄ってきて、私の手をつかんだ。
何?何?何?
私はそのままお向かいの部屋のドアの前へと連れて行かれた。
どうやら私の持つ鍵で、この部屋のドアを開けてくれという事らしい。
その女性は異国の人。日本についたばかりといった感じだ。
パスポートには綺麗に折りたたまれた一万円が挟んであった。
彼女はこの価値もわからないといった感じだった。
お向かいさんは、数ヶ月前に中年男性に連れらやってきた異国女性2人。
夕方になると、黄色や紫のスーツに身を包み、ご出勤。明け方4時頃帰宅する。
どうやら、その女性は隣人住人の身内らしい。それにしてもいつからこのドアの前に居たのだろうか。
彼女たちは明け方まで戻らない。そう伝えたくても、日本語は愚かYES、NOの英語すら通じない。
さぁ〜、どうしたものか。
































